×

副会長 田平 文明

第2回

2023/5/13

『須賀神社について』

 例年6月の第一週の土曜日(今年は6月3日)に、子どもたちも参加し神輿を担いだり、太鼓を引いて町会内を周り、境内では栗谷囃子が奉納され、演芸なども披露されにぎわいます。今年からは町会も協賛し子ども会、婦人部、成年部、三心会とともに更に盛り上げていきたいと思います。 そこで今回は、須賀神社の由緒について紹介します。 創建は400年以上も昔、豊臣秀吉が天下統一を果たして間もない慶長年間(1596~1598年)、下村(当時の栗谷3地区のうちの一つ)に住みついた岸姓を名乗る一族が氏神として須佐之男命をこの地に祀り創建しました。以来、須賀神社は五穀豊穣、家内安全、疫災消除に霊験あらたかとして村民に崇敬されてきました。現社殿は錦が丘の宅地造成を機に1974年に遷宮され神輿、太鼓の収納を兼ねた社務所や神楽殿も建てられました。 尚、元栗谷1-6252番地に祀られていた八幡宮(応神天皇を主座とし、弓矢の神として尊崇される)を1954年に合祀し、現在当社殿に祀っております。また、古来から食物の神様、稲の神様として生活に関わりの深い、宇迦之御魂神を勧請し明治三年(1766年)に奉祀した稲荷社も当社殿の左側の別宮として祀られております。
 須賀神社由緒
  氏神    :須佐之男命
  創建時期  :1596~1598年(安土桃山時代)
  現社殿建替 :昭和49年(1974年)
  霊験 :五穀豊穣、家内安全、疫災消除
  稲荷社(神社別宮)
出典 栗谷のあゆみ、須賀神社の由緒

第1回

2022/10/8

『栗谷囃子について』

 今月より不定期に新シリーズ”栗谷を知ろう”をテーマに栗谷の話題を掲載します。 第一回目は「栗谷囃子」です。 栗谷囃子は江戸時代から伝わる、 ふるさと栗谷の郷土芸能で、多摩地区の 囃子の中でも、最も古い部類です。約200年間、親から子へ子から孫へと受け継がれて、鎮守・杉山神社の祭礼に奉納されてきた伝統芸能的文化遣産です。戦前まで、正月三が日、獅子舞が栗谷の家々を回って悪霊払いをした、と言われます。曲目の編成は、早・鎌倉・国堅め・師調目(シチョウメ)・玉入れ・印旛(インバ)の6曲ですが、それぞれの曲に楽しい踊りを伴います。印旛にはオカメとヒョットコの道化・両面踊り・足踊りがあり、早には、獅子舞があってにぎやかさを加えます。平成6年にはNHKでも紹介されました。(以上「栗谷のあゆみ」から引用) 栗谷囃子保存会の小金さん、高津さんにお話を伺いました。お二人とも子どものころから参加されており、40数年の経歴があります。
保存会について:会員数 8名(年齢50~80歳代)
  岸晴久さん(会長)、岸幸雄さん、岸富士夫さん、岸隆紀さん、猪狩和枝さん、小金勇治さん、羽山一夫さん、髙津知美さん
構成:横笛 、鉦(カネ)、拍子木、    大洞(オオダイコ)、小洞〈コダイコ 上、下)
最近はコロナ禍でほとんど集まっての練習ができていないが、今後は定期的な練習を再開したいとのこと。 大昔からの伝統芸能を父が復活させ、それを引き継いできた。(高津さん) 子どものころ杉山神社で見てあこがれを持ち、参加するようになった。伝統を絶やしたくない。(小金さん) 保存会では会員募集中です。興味を持った方は、是非連絡をお願いします。 kuriyachoukai@gmail.com まで。 10月30日(日)に開催される「栗谷ふれあいイベント2022」にも出演していただきます。 演目:獅子舞(曲目 早)、オカメ(曲目 印旛)、足踊り 当日は、飛び入りでの体験もさせてもらえます。 是非この機会に栗谷の伝統芸能に触れていただけたらと思います。