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見守り活動責任者 中村 隆一郎

第10回

2025/2/8

『子供達の見守りと子供達とのつながりについて(2)』

 昨年のくりやニュース7月号で家庭の事情で働いてお金を援助したり、家事をしたりする子供達、つまりヤングケアラーについて書きました。ヤングケアラーにとっては相談できる居場所を作ってあげることが大切ですと述べました。また、昨年のくりやニュース11月号で栗谷町会や子ども会また錦ケ丘こども文化センターでは、子供達の見守りとのつながりについていろいろと企画していることを述べました。今月号では学校が地域の方々といっしょに子供達を見守り、つながりをどう構築しているか、組織化しているかを述べたいと思います。栗谷町会からは生田小学校、南生田小学校、南生田中学校に通学している子供達が多いです。生田小学校は土渕、月見台、山の手、五反田、大作、栗谷の町会、自治会が学区になっていて、南生田小、中学校は大作、かりがね、高見台、南生田、つつじが丘、生田ガーデニア、平野、葉月、長沢団地、長沢春秋台、長沢、そして栗谷と12の自治会、町会が学区となっています。学区内の子供達が生田小学校、南生田小、中学校に通学していますが、子供達が安全な環境の中ですくすく元気に育っていくよう見守っていくことが大切です。そのために学校と保護者と地域が協力して見守ってつながっていくことが大切です。そのために学校と保護者と地域のいろいろな職種の方々や各町会、自治会の会長さん方々が委員として参加している地域教育会議と学校主体のコミュニティスクール(学校教育推進会議)があり、子供達のためにどう活動していくか討論しながら会議をすすめています。そして活動しています。また、地域教育会議は各中学校校区と行政区(多摩区)の地域教育会議があり、いろいろと協議をかさねて活動しています。このコミュニティスクール、地域教育会議については次回私の担当する5月のくりやニュースで詳細は述べたいと思います。また、栗谷町会では子供達の下校時の見守り活動を行っています。協力していただく方を募集しています。協力を希望される方は中村までご連絡下さい。 

第9回

2024/11/09

『子供達の見守りと子供達とのつながりについて』

 10月12日(土)14時から15時30分まで錦ケ丘こども文化センターと小山富士子さんが会長をされている多摩区子ども会連合会生田支部共催のハロウィンパレードがありました。参加者は子ども達70名親ごさん53名、そしてパレード時の誘導見守りをされた運営協議会のボランティアの方59名、合計182名でした。ボランティアの方、ありがとうございました。子供達、親ごさんはこども文化センターのまわりの4カ所のお宅や須賀神社境内、ひまわり幼稚園、いこいの家をまわってお菓子を配って頂き、たのしくパレードしました。須賀神社境内では栗谷町会婦人部がくりやカフェを開いていただき、町会役員の方にはお菓子を配っていただき、そしてカフェに参加された方々には仮装を見て頂きました。皆さん、ありがとうございました。このように栗谷町会や子ども会でも須賀神社の祭礼や盆踊り、又、餅つきなどを計画されたり、子ども会では小学校新一年生の歓迎会、6年生の卒業送迎会や羽根つき大会などを企画されたり、子ども会連合会生田支部では11月10日土曜日11時から14時まで生田小学校で「生田子ども会まつり」を企画され、こども文化センターでも8月に夏祭り、10月にハロウィンパレード、12月に「こぶんでアート」ということで工作大会を、3月には子ども会と共催で「猿まわし」を企画して子供達が楽しんでもらえるよう、又、子供達同士や地域とつながっていくよう企画しています。子供達にとってつながっていくこと、見守っていくことが大切です。元気にすくすく育つことを願って!
 栗谷町会でも入学当時の4月の1週間の登校時、そして月3回位下校時の見守り活動を行っています。そして見守り活動協力者を募集しています。協力したいと思われる方は中村までご連絡下さい。よろしくお願いします。

第8回

2024/7/13

『ヤングケアラーについて』

 6月14日18時から南生田中学校体育館で南生田中学校校区地域 教育会議の総会と『教育を語るつどい』講演会がありました。『子どもたちが希望を持てる社会に』という表題で講師の方が「ヤングケアラー」についてお話されました。
 南生田中学校校区地域教育会議は学校、家庭、地域で子供達が元気で健やかに育つように見守る協力団体の会議で栗谷町会、大作自治会、南生田自治会、長沢自治会など南生田中学校、小学校の校区に関係ある12の自治会、町会や学校PTA、錦ケ丘子ども文化センター、青少年指導員、民生委員、主任児童員など団体の長や個人の方々が構成委員になっている会議です。ヤングケアラーとは家庭が貧しかったり、親がシングルだったり病気だったりして子どもながら家庭のために家事をしたり家計を助けるために働いている子どもの呼び名なんですが、講師の方は小さいころから小中学校にかけ酒飲みのお父さんが働かず、お母さんがパートを3ヶ所駆け回って生計をたて、とても貧しく、お母さんが働きにいっている間、2人の妹の世話をして勉強する時間もなく、学校を休むことが多かったということです。そういう状況の中、民生委員の方が生活保護の手続きを手伝ってくれたり、学校の先生に自宅で勉強を教えてもらったり、高校にも教員になりたいという目的があったから奨学金をもらい家庭の事情によって学費も無料になりいろんな方に助けられ、今では子ども食堂や地域の人々がふれあうカフェを運営したりして人々の居場所を作っているという話でした。地域でも情報を早くキャッチして民生委員や学校に連絡して下さいということで、とっても良い話だなと感動しました。皆さんにお知らせいたします。

第7回

2024/5/25

『日本はすばらしい!』

 日本の一番のすばらしさは春夏秋冬の四季があることだと思います。春の桜、夏の海、秋の紅葉、冬の雪景色と四季にとれる野菜や果物、または四季に行われる伝統行事や祭の多様性など、日本人は四季にあわせた生活をしています。また制度上も18歳以上には選挙権が与えられ、国民皆保険、年金制度、また充分とはいえませんが生活保護など福祉的にも施策も行われていて人権を守っています。また対外的にもOECD(経済協力開発機構)を通じて海外にいろいろな技術を指導したり、経済的にも救済していて海外の民主的な国から尊敬の念を受けています。そして、日本の教育も6・3制の義務教育が基本になっていますが、学問的知識を教えるばかりでなく「特活」とよばれる放課後の学級会、廊下そうじ、給食当番、あいさつ当番など特別活動は新興国などから注目されエジプトなどは日本への教育の視察の人を派遣しています。本当に民主主義と自由主義また福祉主義など注目される日本です。この日本のすばらしさを継承進化するには今の子供達が安全な環境の中で元気に育つことが大切です。
 栗谷町会もこういうことを念願に子供達の下校時の見守り活動を行っています。原則2時半から3時40分まで生田駅バスロータリー、南生田小学校前交差点、他5箇所で実施しています。

第6回

2023/11/12

『栗谷町にある施設を紹介します』

 今回は栗谷町にある施設を紹介します。 栗谷3丁目28-2に鉄筋コンクリート2階の建物があります。 1階は錦ケ丘いこいの家(電話951-0535)で月曜日から土曜日の9時から16時まで高齢者やシニア世代の方々が親睦をはかり、時をすごせる講座や行事を企画しています。講座の内容はぬり絵、編み物、手芸、絵画、墨絵、歌、童謡、カラオケ、詩吟、民謡、おどり、いきいき体操などです。詳しいことはいこいの家に電話でおたづね下さい。2階は錦ケ丘こども文化センター(電話955-6232)で集会室、図書室、乳幼児室、ロビーがあり、放課後子どもたちがゲームをしたり、卓球をしたり、本やマンガを読んだり、ロビーでピアノを弾いたり、乳幼児室ではママさんが乳幼児を遊ばせ週3日子育て支援センターの方も来られてママさん達に助言されたり、乳幼児の世話もされています。また、錦ケ丘こども文化センターでは子ども達が学校生活をおくっている午前中は集会室を地元の皆さんに解放しています。今は、卓球をされる4団体や親子体操クラブ、親子のリズムストレッチの方々が利用されています。時々会議を開かれる団体の方もいます。また、錦ケ丘こども文化センターは南生田小学校、生田小学校のわくわくプラザを所管していて、子供達の安全を見守っています。子供達の安全の見守りに関心のある方は子ども文化センターまでお電話下さい。2つも施設ともすばらしいので、ご利用されることをおすすめいたします。

第5回

2023/7/8

『栗谷の行事について』

 栗谷 のすばらしさを環境、組織等について記してきましたが町会会員の親睦と健康を願っての活動を記します。 大きな行事として7月末から8月初めにかけて盆踊りが須賀神社境内内のグランドでふつう2日間にわたって行われます。ここ3年、コロナのため中止になり昨年は盆踊りの代わりにふれあいイベント2022が行われ、楽しい企画で参加された方にはよろこんでもらえました。盆踊りは町会役員、子ども会、婦人部、成年部、三心会、有志の町会会員が協力して段取りし、子ども達は出店(子ども会運営)やおどり、町会の皆さんはおどりで楽しみ親睦を深めます。1月には町会役員、婦人部、成年部の協力でもちをつき、三心会の皆さんに食べてもらったり、もちつき体験を子ども達にしてもらったり、ついたもちを安値で販売し町会の皆さんによろこんでもらっていますが、ここ3年はコロナのため中止になっています。また、町会には自主防災組織がありますが、地震や自然災害の時の救助などの訓練をかねがね行っていて、なるたけ災害の被害を最小にしようという思いや人助けをしたいという思いで組織を編成しています。町会役員、婦人部、成年部、子ども会、行政関係町会推薦委員の方々で構成され、連絡網もできていて、井田会長が中心になって勉強会などを行っています。訓練もコロナ感染状況をみながら活発に行われると思います。 私も声をかけられ役員になり、その結果いろんな方と知り合い、道であっても挨拶ができるようになりました。町会の皆さんも、もし役員への就任要請がありましたら、検討されることは価値のあることだと思っています。町会が益々発展していくことを願っています。

第4回

2023/4/8

『見守り活動について』

  新一年生が心おどらせ学生生活を始める季節となりました。今回は子ども達の見守り活動について記します。日本の人口は2050年には9515万人と少子高齢化がすすむ中、一人の働き手が一人の高齢者を支える時代となると予想されます。このことを少しでも予防するためには、今の子ども達が安全な環境のもと元気に育つことが大切です。私が役員になった当時は朝の登校時、入学式後の1週間だけ登園時の見守りをやっていました。しかし、それでは栗谷町としては少ないと考え、岸嶐元会長に相談し役員会にかけてもらい月2回、月曜日の下校時に見守ることを了解して頂いたのち岸元会長が三心会の皆さん、婦人部の皆さん、役員の皆さんなどに声をかけて下さって30数名の協力者の方が賛同していただきました。下校時間としたのは、時間がバラバラで子ども達も気がゆるむ下校時が良いだろうということにしました。それからか5年たちますが、数年前、登戸のカリタス学園の子どもや父兄の方が登校時に襲われ死傷者を出しましたが、多摩区がこの事件を機に28日を見守り強化の日と定めたのを受け止め下校時の見守りに毎月28日を加え月3回で活動しています。高齢になり途中で辞められた方もいますが、15年前からずっと活動して下さっている方もたくさんいまして感謝しています。生田小学校校区はバスロータリーのところなど3カ所、南生田小学校校区は南生田小学校入口の信号のところなど 5カ所 計8カ所で活動しております。 見守り活動は子ども達の安全を見守るばかりではなく、グリーンのビブス、帽子を着用して街中に立つことによって、この町会は防犯に対して隙の無い町会だと不審者にも思わせ犯罪の防止にもなるし、通行人とも挨拶ができてコミュニケーションも取れてふれあいのある町会にもなります。町会では見守り活動協力者を募っています。月3回午後2時半~約1時間20分位の見守りです。なるたけご自宅の近くの立ち位置で活動していただくことになりますがご協力をお願いします。連絡は、下記にお願いします。

第3回

2023/3/11

『栗谷町会の組織のすばらしさと活動について』

私が2丁目-3の地区の担当理事に就任いたしまして役員会に出席するようになってから感じたことを記します。栗谷町会の組織はしっかりとした組織と目的があるということです。まずは町会会員の議決機関として総会があり、そこで議案が検討・議決が行われます。議案の素案は毎月一回行われる三役会議で検討され、それを毎月一回行われる役員会で討議し総会に計りますが役員の皆さんはいかに町会の運営がうまくいくか、町会会員の皆さんに役に立つのかそういうことを頭に入れて討議しています。組織の中には60才以上の方が加入できる三心会(老人会)があり会員の方々の親睦と運営を話しあう懇親会と誕生会が第一、第三日曜日にあり、お茶を飲んだりカラオケをしたり、また他にもコーラスグループやゲートボールグループがあり健康と親睦をはかっていきいきと活動されています。また組織の中には栗谷子ども会があり、子どもが健康的にすくすく育つよう、子ども会会長、子ども会役員、またお父さん、お母さん方はいろいろ行事を企画して子どもたちに楽しんでもらっています。もちつき大会や、新1年生の歓迎会、6年生を送る会、夏休み中のラジオ体操、 秋に行なうお楽しみ会などの企画です。また、組織として婦人部、成年部があり、婦人部は盆踊りやもちつきの手伝い、そして部内の親睦をはかるためウォーキングなどの企画がされています。成年部は盆踊の時のやぐらの組立、もちつきの手伝い、年末の防火防犯パトロールなどをされていて町会においても心強い部員の方々です。書き足りないところもあったかもしれませんが次回は栗谷の行事等について記します。 

第2回

2023/1/14

  皆さん、明けましておめでとうございます。 くりやニュース12月号で私が栗谷に引っ越して来たいきさつは書きましたが、住み着いて役員を引き受けて感じたことは、栗谷はずっと住んでおられる土地の人、引っ越して4,50年になられる長く住んでいる人、ここ10年位に引っ越してこられた方々がうまく打ち解けあったまとまりのある町会だと思いました。それに、自前の町会会館があり、会議をしたり健康体操やその他催し事を行うことができます。また、3月末から4月初めにかけて樹齢50年になるしだれ桜を鑑賞でき、盆踊りとかふれあいイベント、公園体操(火曜9時30分~10時5分まで)ができ、三心会のゲートボールなどが総代や氏子さんの許可を得て自由に使える須賀神社境内やグランドがあることです。また、町会内に幼稚園、保育園があり小学校も南小学校、生田小学校、南生田中学校などが近くにあり、教育環境には恵まれ、子育てにはもってこいの町会だと思います。また、40年を超えて毎月1回発行されている町内会広報誌が発行され町内会の情報が伝達され町内の方々のコミュニケーションが深くとれ絆を育んでいってます。その他にも伝達方法として掲示物が13か所ある掲示板やコミ箱に貼られ、またホームページも開設され情報が町会の皆さんにまんべんなく伝えられていると思います。私が引っ越してきてびっくりしたことは20数年前はゴミ置場ではゴミの上に網をかけている町会、自治会がほとんどだったと思っていますが栗谷町会は鋼製のゴミ箱が設置されていたことです。これは岸嶐元会長が町会の皆さんと相談されて推し進められたそうです。またクリーン活動も年4回行われ、町会会長が多摩区の会合などに出席されたら他の町会の方々に「きれいな街」と言われるそうです。町会の皆さんのご協力のおかげです。栗谷町会のすばらしいところはまた次号で書きます。  

第1回

2022/12/10

 私は栗谷に引っ越してきて23年になります。1999年の夏55才の時でした。生田地区の三田に住んでいましたが、新宿の夜景がルビーをちりばめたようなきれいな夜景の写真が載った住宅販売のチラシに魅せられて引っ越してきました。引っ越してきてやはり期待に違わずきれいな夜景(特に冬の雨上がりの空気が澄み切った夜はきれいです。)又、夏には調布の花火や今ではなくなりましたが読売ランドの花火も観ることができ、本当によいところに引っ越してきたと喜んでおります。 60才の定年退職と同時に、人生で一度子供達の世界に飛び込んでみたいと思ってましたので、錦ケ丘子ども文化センターを訪ね南生田小学校のわくわくプラザのスタッフとして応募し採用してもらい、年齢制限の67才までわくわくプラザのスタッフとして子供達に「じじい、じじい」と言われながら一緒に遊び子供達を見守っていました。高度成長期の時代、忙しく子育てにも参加しなかった反省をふくめ、妻には「あなた、見守りできるの?」と言われながら子供の世界にとびこんだものでした。それから1年位たってから栗谷町会の元会長の岸嶐さんに町会の2丁目-3の理事を担当してもらいたいと声を掛けられました。私は栗谷に引っ越してきてまもないので栗谷のことや人々も知らないので果たして理事をやっていけるのか迷いましたが、引き受けて岸元会長や先輩の役員の方々に助言をいただき、2022年3月末まで16年間2丁目-3地区の理事を務めてきました。今では学校関係の担当相談役として活動しています。私は、栗谷を終(つい)の棲家として引っ越してきましたので、いつかは町会や町会の方々に助けられるのだから元気なうちに町会に少しでも役にたっておきたい気持ちと町会の人々を知る機会でもあり、知り合えて道でお会いした時に挨拶ぐらいできたらいいなと考え理事を引き受けました。昨年右膝を痛めて手術をし町会活動を行うのが不自由になり、学校関係だけにしていただきました。16年間長きにわたってご協力いただきありがとうございました。役員を引き受けて栗谷町会のすばらしさを知りました。このすばらしさは次号で書き記します。みなさん、良いお年をお迎えください。